ウルグアイのビデオゲームが2025年大阪万博で観客を魅了

7つのスタジオが「Uruguay Video Games」のセクター・ブランドのもと、日本でゲームを出展
Publication date: 24/06/2025
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2025年大阪万博は、ウルグアイの創造的な才能を紹介する比類なき舞台となりました。ウルグアイはこの機会を活かし、世界で最も目の肥えた観客の一つである日本の来場者に、自国のビデオゲーム産業を紹介しました。「Uruguay Video Games」というセクター・ブランドのもと、7つのウルグアイのスタジオが最新かつ革新的なタイトルをナショナルパビリオンで展示しています。

この展示作品は、ウルグアイ・ビデオゲーム開発者協会(CAVI)との連携により、日本市場向けにローカライズ済み、またはローカライズ予定のゲームを持つスタジオから選ばれました。このセレクションは、世界市場での実績を持つタイトルや、環境への強い配慮を示すゲームを含み、ウルグアイのゲーム産業の成熟度と多様性を反映しています。技術革新、ストーリーデザイン、そして国際展開への明確な志向が融合した内容となっています。

アジア市場で注目を集めるゲームの中には、成功を収めている「Kingdom Rush」シリーズの最新作『Kingdom Rush 5: Alliance』や、高い評価を受けている『Outlanders 2: Second Nature』があります。また、持続可能性や水資源の意識的な利用に焦点を当てた『Water 2050』のような作品も展示されています。最近リリースされた『Kingdom of Cards』は、すでに中国や日本でファンを獲得しています。

大阪万博に出展しているウルグアイのスタジオとゲーム一覧:

  • Ironhide Games スタジオ:『Kingdom Rush 5: Alliance』
  • Pomelo Games スタジオ:『Outlanders 2: Second Nature』
  • Rubber Duck Games スタジオ:『Kingdom of Cards』『Evil Wizard』
  • Totem Games スタジオ:『Water 2050』
  • Pixel Core Games スタジオ:『Ship Miner』
  • Pi0h1 スタジオ:『Heat Division』
  • Brunomir スタジオ:『Poison Noir: Desire, Time & Gangsters』

スタンドの主な魅力の一つは、QRコードを使ってゲームをモバイルデバイスにダウンロードできることです。あらゆる年齢層の来場者—日本のゲーム業界の専門家も含む—が、この体験を革新的かつ便利と評価しており、ビジュアルの品質、物語性、ゲームテンポが際立った特徴として高く評価されています。

拡大し続けるクリエイティブ・ハブ、ウルグアイ

大阪での参加は、ウルグアイが10年以上にわたり、デジタル分野の才能とイノベーションの地域ハブとして位置づけてきた戦略の集大成です。2013年から2020年の間に、ウルグアイ国内のゲームスタジオ数は倍増し、国際的な大手企業が地域拠点としてウルグアイを選ぶようになりました。

官民連携、優秀な人材へのアクセス、制度的な安定性、そして輸出志向の強さが、ウルグアイを世界のゲーム産業における重要なプレイヤーに押し上げました。GDCやGamescom、そして今回の2025年大阪万博など、国際的な展示会への継続的な参加が、このポジショニングをさらに強化しています。

日本での経験は、ウルグアイのゲームが国際的な関心を集めていることを裏付けるだけでなく、アジア市場という競争の激しい、オリジナルで高品質なコンテンツを求める地域において、新たなビジネスチャンスやパートナーシップ、流通ルートの開拓につながるものとなっています。


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